遊女道中 ゆうじょどうちゅう・いうじよだうちう 花魁道中 おいらんどうちゅう・おいらんだうちう

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三幅神吉原通い図巻 全盛季春遊戯 鳥文斎栄之

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東都三十六景 吉原中之町 広重

いうじよだうちう(遊女道中)

江戸では新吉原仲の町、京都では島原で、桜時に太夫と呼ばるゝ遊女容儀を整へて廓内を道中する、髷、裲襠、塗下駄、それぞれに型があり、歩き方に八文字がある、『嬉遊笑覧』に曰く、

内八文字といふあゆみやうも京師の風あり、(諸艶大鑑)先一番に、都の三夕各別世界の道中なり、内八文字にかいどり前云々、(東海道名所記)島原の条に、只今あけられて、かふろ、やり手におくられ、長きもすそをかいとり、八文字に踏でゆくうしろかげ云々とあるも内八文字なるべし、或人云、遊女も延享寛延の頃までは、紗綾ちりめん羽二重を着て中の町へ出る。その道中の衣服毎日とり替着て同じ衣類は着ざりし。

と、華街の年中行事として徳川時代には豪華なみものとなつて居た、従つて浮世絵にはこれが画かれるもの極めて多い。

 

『東洋画題綜覧』金井紫雲

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遊女道中図 歌川豊春

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遊女道中図 鳥居清元

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吉原大門内花魁道中図 歌川豊国

おいらんどうちゅう【花魁道中】

江戸時代、遊郭で、おいらんが新造しんぞ・禿かぶろなどを従えて引手茶屋まで客を迎えに行ったこと。また、江戸吉原で正月や8月1日、京都島原で4月21日などに遊女が盛装して郭くるわの中を練り歩いたこと。道中。

 

『大辞林 第三版』三省堂

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江戸名所 よし原仲の丁桜道中 広重

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江戸名所 新吉原仲の町さくら時 広重

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葵氏艶譜 斎藤秋圃

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繪本常盤草 西川祐信

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青楼絵抄年中行事 喜多川歌麿